2007/01/05

初詣(4)波除稲荷神社

初詣シリーズ第4弾『波除稲荷神社

こちらもここ数年お参りさせていただいている『波除稲荷神社』です。
場所は日比谷線「築地」駅・大江戸線「築地市場」から徒歩、築地の中央卸売市場の出口すぐのところにあります。

波除稲荷神社の由来ですが、創建は1659年(萬治2年)。明暦の大火の後に4代将軍家綱が手がけた築地海面の埋立工事で、堤防を築いても築いても激波にさらわれてしまうという難工事でした。そんなある夜、海面を光りを放って漂うものがあり、人々は不思議に思って船を出してみると、それは稲荷大神の御神体で、早速現在の地に祀ったところ、波風がおさまり、工事は無事終了したとのことです。

波除稲荷神社の効用としては、災難除・厄除・商売繁盛・工事安全といわれております。

ここの見所としてはなんといっても『厄除天井大獅子』!!
創建の際に御神徳に驚いた人々が奉納した一声で万物を威伏させるという獅子の巨大な頭が奉納され、それを担いでまわった「築地獅子祭」の名称の由来となった「厄除天井大獅子」。 江戸末期に消失したものを復興したものです。
なにがすごいって、そのでかさ。一見の価値ありです。

向かい合ってある『お歯黒獅子』!!
こちらもでかさはすごいです。
こちらは雌の大獅子で、雌であることを示す頭の宝珠の中に弁財天・市杵島姫命の御神像が収められているとのこと。
弁財天・市杵島姫命は学芸の才能と豊かな財をなす福徳の神だそうです。






築地の市場にある神社ならではということで、いろいろな塚があるんです。
鮨のネタとなる魚の霊に感謝する「鮨塚」、海老を供養する「海老塚」、アンコウの霊を慰める「鮟鱇塚」、仲買にとっては活けじめにすることが飯の種となりそれを食することに人間が生かされているということで活魚に感謝する「活魚塚」、その他「蛤塚」「玉子塚」等々・・・。
これはホントに築地ならではですよね。

こちらの特徴的なお守りは、めでたいということで鯛の形をしたお守り『目出鯛』です。
お守り縁起物だったり、交通安全守りだったりします。
金融関連企業・芸能興行企業の方に人気ナンバーワンは『目出鯛だるま』だそうです。

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