
主人公・信濃川ヒロシは、弱いくせに不良に憧れ不良になるために私立中から公立中に転校。転校した中学校で初めて出会った不良。ヒロシは知的に不良の仲間に入り、その不良グループで常に喧嘩し、警官を相手に暴れたり、学校同士の抗争、警察に補導されたり逮捕されたり、そして家裁に、そんな暴れているだけでなく、ちょっと切ない恋の話、それに悲しい別れ・・・常に見守っていた泣き虫の母親や姉、そして姉の彼氏・・・。
品川庄司でコントのネタを常に書いているだけあって、展開も速く、非常に読みやすかった。読みやすい上に、先が気になる、人をひきつける何かを感じたなぁ。でも、何かあこがれる不良像を描いていて、笑いあり、涙あり、グッと来るものを感じました。ホント、涙なしでは語れないような感動を覚えるところもあるんですよ。母親の手紙とか、素直に謝ることの重要さとか・・・。
結構お薦めの1冊です。 ぜひ、お時間があれば読んでみると面白いですよ。
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